かつて屏風(びょうぶ)は、可動式の壁であり、バーチャルな窓でした。季節により気分により、屏風を開けばあたかも風雅な庭園をそぞろ歩くように、また物語の世界に入り込んだように、部屋にいながらにして想像の世界が広がります。