2009年6月15日(土)
ギンリョウソウ

青山吉風の裏の森に、ギンリョウソウという奇妙な花がたくさん咲いています。まるでキノコみたい、と思ったら、別名ユウレイタケというそうです。でもれっきとした植物。
以下、Wikipediaからの引用です。

ギンリョウソウとは、「森林の林床に生え、周囲の樹木と外菌根を形成して共生するベニタケ属の菌類とモノトロポイド菌根を形成し、そこから栄養を得て生活する。つまり、直接的はベニタケ属菌類に寄生し、究極的にはベニタケ属菌類と共生する樹木が光合成により作り出している有機物を、菌経由で得て生活している。古くは周囲の腐葉土から栄養を得ていると思われていて、そのように書いてある著作も多いが、腐葉土から有機物を得る能力はない。地下に短い地下茎と太く絡まりあった根から成る塊があり、花が咲く以外にはその姿は地上では見られない。4〜8月ごろに地下から花茎を伸ばし、最大約15cmほどまで伸びる。花茎は多数が集まって出て、色素はなく全体が透けた白色。茎には鱗片状の葉を多数つけるが、これも透明感のある白である。枝分かれせず、先端に一輪の花をつけ、マルハナバチなどが訪花して受粉に与る。」

たしかに倒れた木がほとんど土に帰ろうとしているあたりに生えています。不思議な植物がいるもんだ。

2009年6月21日(日)
アシナガバチ

お店のデッキや軒下に、アシナガバチが巣を作成中です。ハチには申し訳ないけれど、大きくなると危ないので、女王バチが1人で建設中に、見つけ次第落としてしまいます。周りにいくらでも木があるんだから、そっちに作ってくれい。
しかし正確な六角形を組み合わせた巣を、けっこうなスピードで、しかも1人で作ってしまう女王様はスゴイです。2,3日も放っておくと、写真くらいの大きさにまで仕上げてきます。

この六角形はハニカム構造といって、少ない材料で高い強度を得られる構造として知られています。自然界では亀の甲羅や昆虫の複眼がハニカム構造になっているようです。人間界でも、強度が必要だけれども軽くしたい場合に用いられます。たとえば飛行機や戦車、F1のレーシングカーなど。やっぱり女王様はたいしたやつ。

2009年7月11日(土)
馬頭観音

裏の林の丘を上がったところに、石像が静かにたたずんでいます。未舗装道路から30メートルくらいも斜面を上がったところ。近づいてよく見てみると、頭の上に馬の顔のようなものが乗っかっていることから、どうやら馬頭観音のようです。馬頭観音は、本来は怒りの形相で苦難や災厄などの諸悪を撃退する観音様なのですが、信州などでは馬の守り神、道中の安全を守る神としてまつられているものが多くあります。この「馬頭観音」も全然怒っていません。馬頭観音像は路傍に安置されるものなので、この像が立っているところが、その昔は道だったのでしょう。
寛政2(1790)年の年号が側面に入っています。2世紀以上も時の移り変わりを見守ってきて、いまや徒歩の人さえ通らぬ古道に立ち続けています。

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